海の幸に感謝する会とは?
 わが国は四面を海に囲まれ、古来から海の恵を大切に利用する魚食文化を形成してきました。
 しかしながら近年、漁業をめぐる国際環境は、一部肉食文化を形成する先進国の海洋生物資源の利用に対する偏見、とりわけ狂信的な環境保護団体の無責任な行き過ぎた動物愛護運動の進行によって、 「漁業は環境悪」とのイメージが世界に浸透されつつあり、水産物の供給という重要な使命を持つ漁業全体がその存立の基盤を脅かされています。
 このような状況は、欧米等の肉食民族によるわれわれ魚食民族への文化的な干渉と伝統的な価値観に対する侵略であります。今後、わが国漁業の存続と発展を図り、また、海洋生物資源を全人類の食料資源として安定的に確保するためには、先の国連環境開発会議で合意された「資源の持続的利用の原則」に則り、科学的根拠に基づく海洋生物資源の持続的利用の正当性と必要性を強く世界に訴えていかなければなりません。
 また、世界人口の爆発的増加が危惧される今日、食料確保のためには海洋生物資源の利用と開発が地球環境にとってもっともやさしい方策であると信じます。ここに、全国の漁業関係者が一致団結してわが国の漁業と魚食文化を守る運動を展開し、国民の理解と認識を深めた中で、漁業国であるわが国の主張を世界にアピールするとともに、世界に貢献し得る日本漁業の創造を目的として、ここに「海の幸に感謝する会」を設立することといたしました。
1993年7月28日
「海の幸に感謝する会」設立総会
「海の幸に感謝する会」構成団体
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